作品85 F-117A Stealth, 作品86 A-7E Corsair Ⅱ

Lockheed F-117A Stealth Night Hawk
米空軍  ハセガワ  1/72
レーダー反射を極力小さくし、レーダーに捕捉されないという夜間爆撃機
機種名にF(戦闘機)が付いているのは、操縦に高度な技術が必要でパイロットの士気を高める為と言われている。


Link Temco Vought A-7E Corsair Ⅱ
米海軍  フジミ  1/72
A-4攻撃機の後継機でF-8クルーセーダー戦闘機の設計を基本として生まれた艦上軽攻撃機として開発された海軍用機種。
湾岸戦争における「砂漠の嵐作戦」参加機体。コルセアとして最後の実戦参加となった。


第80話 中東での戦い6 〜湾岸戦争1990年,1991年
イラクが1990年8月突然クウェートに進行して始まった湾岸戦争は、サダムフセインクウェートイラクの一つの州として併合してしまいました。元々この地域は豊富な石油埋蔵量を誇る所であり、この地域をイラン・イラク戦争の時に欧米などから支援を得て急激に力をつけたサダムフセイン独裁国家がこれ以上石油利権とOPECに対する影響力を得ることに危機感を持った米、英、仏等が多国籍軍を結成しクウェート開放に向かう事になり1991年1月に「砂漠の嵐」作戦が展開されていきました。
この戦いで巡航ミサイルや本日紹介のレーダーに映らないと言われるステルス戦闘機(爆撃機)F-117が本格的な実戦デビューし、精密誘導爆撃の模様がテレビゲームの様にお茶の間のテレビに映し出されました。(F-117の最初の実戦参加は小規模であるが1989年のパナマのノリエガ将軍誘拐作戦と言われています)
A-7Eは攻撃機として湾岸戦争が最後の実戦参加となり、本日紹介の機体は海軍機には珍しく砂漠地域向けの迷彩塗装した上、主翼上面に作戦名「DESERT STORM」と書かれています。
以降海軍における攻撃機の役割はF/A-18に引き継がれていきました。