作品81 Mcdonnell Douglas F-4D Phantom Ⅱ

Mcdonnell Douglas F-4D Phantom Ⅱ
米海軍  ハセガワ  1/72
米軍初の全天候型艦上戦闘機。空母ミッドウェーが横須賀に配属されていたときの主力戦闘機で米国独立200周年記念塗装をした機体。


第77話 プラモデルの仕上げ
塗装が終了したら次はデカール(シール)貼りになります。デカールはキットメーカーにより品質の差があります。印刷のずれ、発色、透け具合、輝き具合などの差とベースフィルムの厚さ、接着性、柔軟性等の差があり、更に実際の機体の色と形の忠実性にも差があります。これらはある程度メーカーによって特徴付けられていますので覚悟して購入し、制作段階で対策する必要があります。
米軍やイスラエル軍の機体に貼られる国旗マークや機体番号などは、白色を多く使われておりこの部分が透けてしまうと出来栄えが悪く興ざめになります。逆にデカール部分だけが輝いてしまうと全体のまとまりの無い機体となってしまいます。
透けてしまう問題は、可能であればその部分に上からハケで色塗りするか逆にデカールを貼る前に機体にデカールと同じ色を塗っておくと幾分良くなります。
輝きについては、デカールが定着・乾燥後全体に半つやのクリアーを吹き付けると全体のトーンが統一され落ち着いた仕上がりになります。
接着性、柔軟性に問題がある場合は、マークソフターやマークセッターを一度塗ると効果がありますがデカールによっては、しわが発生するものがあり注意が必要です。