作品50 Lockcheed T-33A Shootingstar

Lockcheed T-33A Shootingstar
航空自衛隊  ハセガワ  1/72
アメリカ初のジェット戦闘機F-80の胴体部分をのばして複座型にしたジェット練習機。
航空自衛隊の基本練習機や連絡機として使用された機体。


第48話 鉱石ラジオ
小学校6年頃に鉱石ラジオを作りました。ゲルマニュームラジオという物です。
最近ゲルマニュームと言う言葉を聞く機会は、温泉や健康器具の紹介の中で聞く程度となりましたが、方鉛鉱や黄鉄鉱等の鉱石を原料としたれっきとした半導体の一種です。
鉱石ラジオは電気も電池もいらないAMラジオでイヤホーンから聞こえてくるかすかな音を聞いて感激したものです。
当時は仕組みなど理解せず組立説明書に従い組み立てましたが、主な部品は細い電線を巻いたコイル、コンデンサ、小さなガラスケースに入ったゲルマニュームダイオードとイヤホーンそれにアンテナ線だけだったと思います。放送局の周波数に合わせる同調回路は、コイルとコンデンサの働きですが最初に作ったキットでは東京タワーのような形をしていて先端の部分の棒を伸ばしたり縮めたりしていたように記憶しています。この仕組みではポリバリコン(可変コンデンサ)を使用せずにコイル側を操作していたのかも知れません?中学の頃に作ったときはポリバリコンが使われていたと思います。この同調回路で得た放送周波数をゲルマニュームダイオードの検波回路を通して放送音だけをイヤホーンで聞く仕組です。アンテナとアースの状態で受信状態が大きく変わった様に思います。また当時のイヤホーンは直径が2cm位あり、現在の物とは比べものになりませんでした。