第1152話 アカデミーF-22A製作5


アカデミー社製F-22Aの製作は機体塗装を開始しました。


機体に塗る塗料の調色から開始しました。
このキットの塗装指示は、塗料指示の記号と対応する塗料を紹介していますが、具体的に機体のどの部分に塗る塗料なのか塗装指示図に明記されていません。
もともとF-22Aの実機塗装は、特殊な塗料を使用しているためかいつも苦労しています。今回も実機写真とデカールの文字色を基準にして3色の機体色をあらかじめ調色してから塗装を行なっています。

3色の機体塗料の内、一番明るいグレーを先に決めました。
明るいグレーは翼の周囲や空気取入れ口等に使用する塗料で垂直尾翼に描かれた部隊記号や機体番号の色に一番近いものです。
ところがこのキットのデカールは、部隊記号や機体番号の色が少し暗い感じに思えます。以前製作したレベル社製のF-22Aの方が明るく実機に近いと私は思います。
私はレベル社の色を基準にし、グレー(FS36375〜Mr.COLOR #308)をベースにホワイト(Mr.COLOR #1)を加えたものを使用しました。
迷彩パターンに使用する一番濃いグレーは(FS36118〜Mr.COLOR#305)にグレー(FS36270〜Mr.COLOR#306)とホワイト(Mr.COLOR #1)にクロームシルバー(Mr.COLOR#MC211)を少し加えました。
機体全面のグレーは迷彩パターンに使用する濃いグレーに更に#306グレーと#1ホワイトの割合を増して明るくしたグレーを使用しました。
それぞれの塗料の割合は、試行錯誤して調色しているため判らなくなっています。

  
始めにキャノピーの枠部分に操縦席内部色としてブラックを塗りました。


次にキャノピー枠、レドーム、翼の縁取りや空気取入れ口等に明るいグレーの塗料を塗りました。


明るいグレーに残す部分にマスキングしました。


機体全面のグレーを塗ったところです。


迷彩パターンの塗装は、これからの作業になります。