作品309 Lockheed Martin F-16I Sufa


Lockheed Martin F-16I Sufa
イスラエル空軍  ハセガワ  1/72
イスラエル空軍が所有する最新型のF-16で、強化・増設した電子装備を収納するためドーサルスパインという構造物を背負っており、燃料タンクもコンフォーマルタンクが追加されており、飛距離が増大しています。
イスラエル空軍は100機以上のF-16Iを所有しているそうです。



第907話 F-16I Sufa完成
イスラエル空軍のF-16Iが完成しました。
“Lockheed Martin F-16I Sufa”はイスラエル空軍が所有するF-16シリーズの最新型の機体になり、“Sufa”はイスラエル空軍の呼称で「嵐」という意味だそうです。
F-16Iは火器管制装置の処理能力を向上するとともに自機防衛用の高度な電子戦機器等を収納するため、機体背面にドーサルスパインという構造物を背負った形になっています。
このドーサルスパインは2007年2月4日の記事で紹介した同じイスラエル空軍の“General Dynamics F-16DG Brakeet”も同じ様な構造になっています。
F-16Iは更に燃料タンクを増大させるために胴体左右上面にコンフォーマルタンクという構造物を背負っています。
コンフォーマルタンクを追加したことにより無給油でイラクまで飛行できるそうです。
なお、F-16Iの製造会社が“General Dynamics” から“Lockheed martin”に変わっているのは、General Dynamics社の航空機部門が1992年12月にLockheed社に売却されたためです。


今回製作したキットは、F-16Dに追加パーツを組み合わせて実現していますが、胴体の曲面に増設するドーサルスパインとコンフォーマルタンクともパーツの合いが大変良く感心しました。
但し、主翼下に取付ける増槽は従来品と同じため、フィンの形状が三角形のままです。最新の四角形のフィンに替えてもらいたいと思いました。


搭載した装備品は、空中戦訓練用の模擬ミサイルを右翼端に取付け、左翼端にはTACTSポッドと思われる装備を手作りして取付けました。
更に模擬GPS誘導爆弾も主翼下のラックに取付けてみました。
エアーインテーク下には、左側にAN/AAQ-13航法ポッドを取付け、右側にAN/AAQ-14ターゲティングポッドを取付けました。