第578話 浜離宮恩賜庭園


昨日、朝から良い天気であったこともあり家内を誘って出かけることにしました。
行き先は今まで行ったことがなかった新橋駅近くの浜離宮恩賜庭園にしました。
浜離宮近くの地下駐車場に車を預け、大手門口から入園料300円を払って園内に入りました。


浜離宮は1650年代に松平綱重の別邸として造成され、その後六代将軍家宣(いえのぶ)が将軍家の浜御殿として改修し、景観を整えた所だそうです。

庭園の中には多くの枝振りの良い木々が植えられていました。
梅の盛りは既に過ぎていましたが、遅れて開花した梅の木が周りの汐留シオサイト等の近代的なビル群に映えていました。

  
松の木の微妙な曲線と雪釣の幾何学的な美しさが気に入りました。

  

枝振りの良い梅の木の前で、外国人の家族が写真を撮っていました。

  

庭園内は六義園や清澄公園よりも広く、良く整備されているのに感心しました。
私から「お見合いするところには良いところだね。」と家内に言うと。
家内から「私たちもお見合いにしよう!」と恥ずかしくなる言葉が返ってきました。


庭園の中にある「潮入の池」には茶屋があり、抹茶を楽しむ外国人も大勢いました。

  
庭園の中にある池には、東京湾の海水が入り込んでおり、多くの水鳥が羽根を休めていました。
晴れ渡った空に舞うカモメの羽根が透きとおる様に美しいと感心して眺めていると、近くにいたアベックが新橋の雑踏から飛んできた?カラスを見て「カモメとカラスの混血っていないのかな?」と変な会話しているのが聞こえてきました。
すると家内がムッとした顔で「ムリ・ムリ!」と一言。


庭園内の梅園の中は少しですが花びらの大きな白梅が残っていました。

  

更に進んで行くと広いお花畑があり、菜の花が満開で黄色い絨毯が広がっているのにビックリしました。
都心の真ん中にこんな素敵な所があったとは知らず感激しました。


  

庭園内には立派な桜の木も沢山あり、桜が満開になったらもう一度電車で来たいと思います。そしてこの庭園の横から出ている水上バスに乗って浅草まで出かけ隅田川沿いの桜も観賞できたらいいな思いました。