作品266 Fairey Gannet A.S. Mk.4


Fairey Gannet AS. Mk.4
ドイツ海軍  レベル  1/72
2系統の駆動系で2枚のプロペラを物別に駆動できるターボプロップエンジンを採用した艦上対潜哨戒機。対潜哨戒活動中は1系統の駆動を止めて燃費を改善できるユニークな機能を持っている。1949年に初飛行し1955年から部隊配属され1960年まで対潜哨戒型として運用され以降早期警戒型として1978年まで運用された。



第576話 Gannet 完成
ドイツ海軍(正確には西ドイツ海軍)のFairey Gannet AS. Mk.4 がやっと完成しました。
ドイツレベル社製のキットということで期待して製作したのですが、今までの記事でも紹介しましたがやたら手間がかかりました。
このような小型なキットには、ラダー等の補助翼や胴体下部のレーダー等の可動部分は不要と思います。
また爆弾槽の扉、風防ガラス、フラップ等の開閉状態を選択できるのは良いことですが、その分パーツの構成を正確にし、組立説明書に詳しく表現して欲しいと思いました。
  
Fairey Gannet を簡単に紹介すると、この機種は第二次世界大戦終戦直後の1945年に英国海軍が計画した艦載対潜哨戒機の要求仕様により生まれ、1949年9月に初飛行しました。
とにかくユニークなのは二つのターボプロップエンジンと2枚のプロペラを持ち、これら2系統を同時に運用したり1系統だけでも運用できることです。
対潜水艦哨戒活動中は長時間飛行する必要があるため燃費を良くする必要があります。このような時は1系統だけで飛行するそうです。
また、主翼の折りたたみ構造が複雑でZ形に折りたたむようになっています。(実機写真http://cdn-www.airliners.net/aviation-photos/middle/1/0/5/1428501.jpg
とにかく、ずんぐりむっくりした機体であるため「世界で一番醜い航空機」と呼ばれるそうです。