作品255 Gloster Meteor F.8

Gloster Meteor F.8
英空軍  エアフィックス  1/72
英国が世界で2番目に実戦配備したジェット戦闘機 Gloster Meteor F.1の改良機。
Gloster Meteor F.1は第2次世界大戦終盤ドイツ空軍が世界初の実用ジェット戦闘機として配備したメッサーシュミットMe262に遅れること数週間で実戦配備されたが、性能面ではMe262より劣っており、第2次世界大戦後改良が加えられていた。


第499話 Gloster Meteor 完成
Gloster Meteor F.8が完成しました。

この機体の脚を取り付けるのに少し苦労しました。
主脚及び前脚とも脚部分とホイールを保持する部分が別パーツになっており、且つ角度を持って取り付けるために強度に不安があります。
更にこの不安定なホイール保持部分にタイヤカバーを取り付けるため、より壊れやすいものになっています。


更に苦労したのは、デカール貼り作業でした。
このキットのデカールを見たとき、表面が輝いていることが気になりました。その為表面を細かいヤスリで少しだけ削ってから使用しました。
実際にデカールを貼ってみると表面に薄い膜ができており、この膜が綺麗に剥がれずに表面に残り「あばた」状態になります。このため、デカールをキットに貼る前に表面に十分水分を与えた上で、楊枝などで表面の薄膜をとってから機体に貼りました。
デカールの発色もあまり良くなく、更にヒビや割れが生じやすい材質であるため作業していても楽しくありませんでした。
何とか完成しましたが、この会社の評価は40年前と製品と比べ、パーツの合いが良くなった事と筋彫が良くなっていますが、組立及び塗装指示が貧弱であったり、デカールの質の悪さなど問題が残っていました。
  
今回製作したGloster Meteor の初期生産型F.1は、連合国軍側初の実用ジェット戦闘機で、第2次世界大戦終盤ドイツ空軍が世界初の実用ジェット戦闘機として配備し、活躍したメッサーシュミットMe262に遅れること数週間で実戦配備されました。
Gloster Meteor F.1はドイツがロンドン攻撃に使用した初のロケット兵器V-1を迎撃する作戦(飛行中のV-1ロケットを主翼でたたき落とす?)に参加していましたが、飛行性能的には特段優れたところがなく、目立った戦果を残していません。
第2次世界大戦後エンジンの改良が加えられ、更に射出座席を装備するなどしたものが今回製作したF.8型になります。
朝鮮戦争にもオーストラリア空軍Gloster Meteor F.8が日本の岩国基地から出撃していたそうですが北朝鮮軍のMig-15の餌食になったそうです。