作品225 Fokker F-16B Fighting Falcon


Fokker F-16B Fighting Falcon
オランダ空軍  レベル  1/72
米空軍の主力戦闘機F-16BをベースにNATO向けに製作された機種。垂直尾翼後部にドラックシュート収納庫がある。
NATO軍設立50周年記念塗装したオランダ空軍Twenthe 基地所属機。


第336話 Fokker F-16B Fighting Falcon完成
ドイツ・レベル社のLockheed Martin F-16B Twin Seaterがやっと完成しました。
今回製作した機体はオランダ空軍 Twenthe 基地所属のもので、NATO軍設立50周年記念塗装をしたものにしました。
オランダ空軍のF-16は航空機の老舗メーカーFokker社がライセンス生産したものが多いため、あえて機種名をFokker F-16B とさせてもらいました。
Fokker社といえばドイツで設立された航空機製造会社であり、第一次世界大戦当時、有名な撃墜王リヒトホーフェンの真っ赤な三枚翼機Fokker Dr.1を輩出した会社として有名になりました。第一次世界大戦後、敗戦国ドイツでの航空機生産ができなくなったことからオランダに新しい会社を設立して航空機を生産していました。
第二次世界大戦後は有名な小型旅客機「フレンドシップ」を生産していましたが、1996年に倒産したそうです。
近年、航空機製造会社の倒産・吸収合併等で、有名な会社の名前が次々と無くなっています。
F-16を開発したGeneral Dynamics社も軍用航空機部門を1992年12月にLockheed Martin社に売却され、戦闘機の名前からGeneral Daynamicsの名前が無くなり、モデラーとしては複雑な心境です。


レベル社のキットの出来は、ハセガワのF-16と比べて細部の表現力で優れており、デカールの発色、密着性とも優れていると思いました。
但し、第332話で紹介しました翼の後縁に取り付けられた細い棒状の放電索(Static Discharger)は、心配した通り製作途中で折れたり、無くなったりした為、再生するのが大変でした。
塗装におけるキットの塗料指定は、FS番号の記述が無く英語表記で判りにくいため、ハセガワのキットの塗料指定に従いました。
但しミサイルは、訓練用のダミーと思われる塗料指定になっていたため適当に赤を塗りました。