第226話 亀田大毅敗れる!


昨晩テレビ中継された日本人同士による世界フライ級タイトルマッチは、試合内容、テレビ局の取り扱い方とも最低のものでした。

唯一良かった事は、チャンピオン内藤が亀田を圧倒した事です。

亀田の試合を中継するTBSは、いつものように試合開始前の亀田紹介(悪態ぶり紹介)に多くの時間を費やし、試合中の解説も亀田がいずれ相手を倒す事を前提に試合運びを解説しているように感じられ、チャンピオンへの敬意が余り感じられないことに不快感を持ちました。

試合運びは、チャンピオン内藤の老練なアウトボクシングに対して亀田はガードを固めた一発狙いに終始し、後半まで圧倒的に内藤が優位に進めていた。
後半亀田も打ち合う場面も見られたが、いつの間にかクリンチ多発の相撲のような試合から投げ技も飛び出す総合格闘技の試合に変わってしまいました。
特に最終回の亀田の反則ぶりは、あきれたもとしか言いようがないもので、減点3点よりボクサーライセンスの剥奪という方が適切と感じていました。
試合前に亀田が「自分が敗れたら切腹する」と言っていた事と、これを盛んにテレビで紹介していたTBSに対して何らかの責任を取ってもらいたい位です。

とにかく苦労人の内藤が勝利したことは大変喜ばしいことです。