作品74 F-4E Phantom Ⅱ, 作品75 F-15A Eagle

Mcdonnell Douglas F-4E Phantom Ⅱ
イスラエル空軍  ハセガワ  1/72
米空軍が採用しているF-4Eをベースに空中給油プローブをイスラエル仕様に改修した機種。固定武装として機首にバルカン砲を装備している。


Mcdonnell Douglas F-15A Eagle
イスラエル空軍  ハセガワ  1/72
米空軍から急遽供給を受けた当時最新の制空戦闘機。固定武装として左主翼付け根にバルカン砲を装備している。


第71話 中東での戦い4 〜第4次中東戦争1973.10
第3次中東戦争の反省からアラブ側は多くのソ連製地対空ミサイルや航空機、戦車等軍備を整えていました。1973年10月アラブ側がイスラエルの宗教的休日を利用してイスラエルが占領していた地域に突然侵攻して開戦となりました。アラブ側は緒戦で多くの戦果をあげ、この時イスラエル保有していた本日紹介しているF-4E戦闘機や3月24日の作品58で紹介したクフィル戦闘機もアラブ側のミサイル攻撃で多大な被害を受けたそうです。この状況からイスラエルは米国から強力な支援を得て反撃に移り、ゴラン高原スエズ運河西岸等を再占領するまでになりました。この戦争でアラブ側は、石油戦略を展開し世界的な石油危機が起きました。
この時米国から供給を受けた当時最新の戦闘機F-15Aが初めて実戦に投入されました。これ以降米軍を含めてF-15が実戦で撃墜された事が無いと言う伝説が生れました。
アラブ側から撃墜したという発表がありますがイスラエル側は否定しており事実は不明です。
唯一空中戦での撃墜記録は1995年に航空自衛隊小松基地所属のF-15Jが空中戦模擬訓練中に空対空ミサイルの誤射で撃墜された記録が残っています。幸いなことに乗員は無事救出されています。
おちのついた様な墜ちた話になってしまいました。