作品45 Westland Wyvern S.4

Westland Wyvern S.4
英海軍  モノクローム  1/72
唯一実戦に参加したターボプロップエンジン搭載の艦上戦闘機。1956年11月に勃発した第二次中東戦争スエズ動乱)に参加した機体。
制作記は下記のとおりです。


第43話 ワイバーン制作記
2月17日のブログで紹介しました息子がプレゼントしてくれたウェストランド・ワイバーンがやっと完成しました。
最近ブログの話題を準備する時間が多くなりプラモデルを制作する時間がとれないジレンマを感じていましたが少しずつ進めた結果やっと完成しました。
制作にあたって私自身がこの機種についての知識が無くインターネットで調べてもあまり情報が無く、キットと同じS.4タイプの写真は結局入手出来ませんでした。
実際に制作した感想を紹介すると、発売元はモノクローム社ですが中身は中国のトランペッター製で2月18日に紹介した中国の新型戦闘機J-10と同じです。今回のキットも各パーツの出来は完璧と言っていいくらいすばらしく金型技術に感動します。
但し、組立説明書にある塗装指示が余りにもいい加減で日本のMカラーの色番号を記入してあっても色の名前が書いていないため確認して塗る必要があります。特に操縦席を含めた周辺の塗装指示は、つや消し黒一色になってしまいます。そのため自分の感性で塗り分ける必要があります。また、機体の上面の塗装指示も暗い感じになってしまうので自分で明るく調整する必要があります。
塗装指示を除いてキットの組立については、問題が無くあえて問題と感じたのは主翼及びエアーブレーキの取付状態、更に武装など選択できる余地が多く、どの形にまとめるかに迷う事です。とにかく1/72スケールで主脚のタイヤにDUNLOPのマークが再現されているのを見て感動しました。
デカールの発色及び接着性は問題がありませんが、機体の塗装指示図に疑問が残る為よく調べる必要があります。機種部分に大きな機体番号を貼る指示になっていますが、トランペッターのオリジナルキットにはこの番号が無いものもありよく分かりません。今回制作した機体はオリジナルキットの塗装指示に合わせたスエズ紛争に出動した空母イーグル搭載の830飛行隊にしました。
下の写真は操縦席の塗装状態です。