作品439 Lockheed Martin F-35B Lightning II


Lockheed Martin F-35B Lightning II
海兵隊  ハセガワ   1/72
岩国基地に配備された米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機。
STOVL(短距離離陸・垂直着陸)性能を持っており、佐世保基地を母港とする米海軍のワスプ級強襲揚陸艦などと作戦行動するものと思われる。


第2265話 F-35B完成
久しぶりに製作した現用機が完成しました。

昨年1月から米軍岩国基地に配属され、現在16機が運用されている F-35B ライトニング IIはレーダーに探知されにくいステルス戦闘機で、STOVL(短距離離陸・垂直着陸)ができる性能を持った最新鋭の戦闘機になります。それまで岩国基地に配備されていたV/STOL(垂直離発着)性能を持ったAV-8BハリアーII攻撃機と昨年5月末に入れ替わりました。
STOVL性能を持つことで空母はもちろん、強襲揚陸艦や距離の短い滑走路からの離陸も可能となっており、防衛省海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」への搭載・運用について調査するなど導入への動きもあるようです。
STOVL性能はエンジン後方にある排気ノズルの角度を変えると共にエンジンから前部に伸びるシャフトとクラッチを介して前方のリフトファンを駆動することで実現させており、また両主翼中央下面には、エンジンの圧縮空気を利用してホバリングや離着陸時の姿勢制御に使用する排出口が装備されています。
通常の飛行時はエンジン後方の排気ノズルを直線状に運用し、リフトファンや両主翼の排出口は使用していません。


今回製作した機体は岩国基地に配備された第121海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA-121) ‘グリンナイツ’ 部隊の隊長機になります。
ちなみに入れ替わり岩国基地から米国に帰還したAV-8Bを使用した第311海兵攻撃飛行隊(VMA-311) ‘トムキャッツ’ の機体は、Mcdonnell Douglas AV-8B Night Attack Harrierと呼ばれる機種で、その隊長機の機体も参考に紹介します。


使用したハセガワのキットの感想は、パーツの成形やデカールとも大変良好なキットと評価しました。同じくハセガワ製のF-35Aに比べてもパーツの分割方法などが改善されていることに感心しました。
但しF-35共通の問題として、機体に施されたギザギザ模様の電磁吸収体(?)を表現したデカールと機体の他の部分の色合いを合わせるのに大変苦労しました。