第2256話 F-35B製作3


いろいろ雑用があるためF-35Bの製作は、なかなか進みません。
というより、どのように塗装作業を進めるか決めかねているのが実情です。


デカールに使われている色と機体塗装の色を合わせる作業を行っています。
デカールには機体各部に貼るギザギザ模様などの複雑な形状のパネル塗装がデカールで実現されているのですが、これと同色の部分がフラッペロンやラダーなど機体の主要な部分にもあり、この部分についてはデカールが用意されてなく、塗装で表現することになっています。デカールで表現されたパネル部分の色とそれ以外の色が違うとチグハグな感じになるため、色をいかに合わせるかが重要になります。
デカールをキットのパーツが入っていた透明袋に入れて、その上に塗料を塗って色を合わせています。
デカールの色を中心にキット指定のクレオス製のグレー(Mr.COLOR #306)を塗り、若干の違いがあることから、少しずつ他の色を加えているところです。

今回のデカールの色は、実機より白っぽくないかと個人的には感じており、完成後の出来具合に若干不安があります。


同じようにランナー部分を使用してエンジン排気口等に塗るキット指定のクレオス製の焼鉄色(Mr.COLOR #61)も他の色と比較しているところです。


何より、塗装作業に入れないのは空気取り入れ口や排気部分などに塗るホワイト(Mr.COLOR #316)が胴体各部に複雑な形状で複数あり、マスキングを考えると機体のグレー塗装とどちらを先に塗ったらよいか悩んでいるためです。


それにしてもこのF-35Bキットは、先行して発売されているF-35Aに比べ、各部が改善されていることに感心しました。
垂直尾翼はF-35Aでは2分割されており、このため段差が生まれてパテ修正が必要でした。

F-35Bでは垂直尾翼が一体化され、段差の問題が無くなりました。


胴体上下パーツには内部の補強と位置決めにも使える桁が追加されています。